🌏ASEAN市場・産業更新 2026-07-13
チャイナ+1の拠点比較 — どの国に何を置くか
生産移管の受け皿はベトナム一強から多極化へ。人件費・裾野産業・物流・政策優遇のトレードオフを機能別に見ると、「一つの正解」ではなく機能分散が定石になりつつある。
01
機能別の定石
労働集約の組立はベトナム北部・カンボジアが依然有力だが、賃金上昇で「総コスト比較」への転換が必要。エレクトロニクス高付加価値工程はマレーシア(ペナン)、自動車はタイ(EEC)、内需狙いの生産はインドネシアが基本線。
地域統括・財務はシンガポール、BPO・共有サービスはフィリピンという機能配置が広く採られる。
02
比較の観点
①人件費と人材の質・定着率、②裾野産業と現地調達率、③港湾・電力インフラ、④優遇政策(BOI・MIDA等)と外資規制、⑤FTA網(RCEP/CPTPP適用)の5点で採点し、単一拠点集中のリスク(災害・政変・規制変更)をどこまで許容するかを先に決める。
実行前に確認すべきこと
個別案件の判断は、現地の専門家(法務・税務・労務)と当局の一次情報で必ず確認してください。