進出・税務・労務・ビザ・生活・市場の体系的ガイド(Knowledge)
6か月でのレギュラー化(正社員化)と厳格な解雇規制、13か月給与の法定義務がフィリピン労務の三大特徴。英語人材の厚みがBPOを支える一方、労使紛争は手続き重視で長期化しやすい。
進出・会社設立SEC(証券取引委員会)での法人登録が起点。外資規制はネガティブリスト方式で、小売業の払込資本要件や土地所有制限(外資不可)が特徴。輸出型はPEZA登録で大幅な優遇が得られる。
税務・会計CREATE法で法人税は25%(中小は20%)に引き下げられ、優遇体系も再編された。BIR(内国歳入庁)のコンプライアンス要求が細かく、証憑主義の徹底が実務の負荷になる。
ビザ・滞在労働雇用省のAEP(外国人雇用許可)と入管の9gビザの二本立て。処理が長期化しやすく、暫定就労許可(PWP)を併用しながら進めるのが実務の定石。PEZA企業は専用ビザ(47(a)(2))で速い。
生活・医療・教育英語が通じる生活のしやすさと、治安・交通への注意が同居する。居住はBGC・マカティのコンドに集中し、私立病院は水準が高い。台風・地震など自然災害への備えは会社のBCPと一体で設計する。
市場・産業BPO産業と海外労働者送金(GDPの約1割)が家計を支える消費主導型経済。平均年齢25歳前後の若さは域内随一で、消費財・サービスの長期成長市場として評価が高い。