進出・税務・労務・ビザ・生活・市場の体系的ガイド(Knowledge)
バンコクは日本人約7万人が暮らす世界最大級の日本人コミュニティがあり、生活インフラは充実。一方でビザ・労働許可・銀行・住居は手順を踏む必要があり、着任前後の段取りが立ち上がりの速さを決める。
進出・会社設立タイは外国人事業法(FBA)により、サービス業を中心に外資過半出資が制限される。この制約を解くのがBOI(投資委員会)恩典で、100%外資・法人税免除・外国人雇用枠などが得られる。製造業進出の定石はBOI申請から始まる。
労務・雇用解雇時の法定解雇補償金(勤続に応じ最大400日分)がタイ労務の最大の特徴。労働者保護法の適用は厳格で、就業規則・賃金体系の設計段階から解雇コストを織り込む必要がある。
税務・会計法人税20%・VAT7%(時限減税が常態化)とシンプルだが、BOI恩典の管理と移転価格が実務の中心。源泉徴収の運用が細かく、支払業務と税務が密接に絡む。
ビザ・滞在Non-Immigrant B+労働許可証が基本線。BOI企業はワンストップ(One Start One Stop)で手続きが大幅に簡素化される。高度人材向けLTRビザなど優遇制度も拡充中。
市場・産業「アジアのデトロイト」の産業基盤は厚いが、内燃機関からEVへの転換が日系サプライチェーンを揺らしている。成熟した消費市場と高齢化はむしろ日本企業の得意分野が活きる領域。